五平餅（清見）

6時に家を出て、8時に高山で味噌を仕入れ。岐阜に向かう途中で、ダメ元で五平餅屋に寄ってみる。

9時半過ぎに到着。後から来た車の人に先越されて入店。先の人が4本持ち帰り注文。我が家が2人、すぐ後ろの人が4人。だけど、囲炉裏には8本...本日売れ切れ〜。我が家はギリギリ五平餅にありつくことができました。

メニューは五平餅300円のみ。こんにゃく田楽は無くなったよう。サービスでお漬物がでる。これがものすごい発酵してて、乳酸菌たっぷり感が半端ない。細胞の底から震えます！！大根と菜っ葉に少量の塩と唐辛子を入れて、去年10月から漬け込んだものらしい。

おばちゃんは焼いてる間にお客さんと世間話。お持ち帰りは、つい先日脳梗塞で倒れて、おばちゃんの五平餅が食べたくて、顔見たくて来たって言ってたそう。右目は眼帯で塞がれた状態で、車でわざわざ来たのか！？...いろんな意味で複雑...でも、ピリピリしてた空気がちょっと和んだ気がした。焼いてる途中、おばちゃんの機転で、3本、2本、3本に振り分けられました。みんなご満悦^_^

ささぶねもいろいろおばちゃんと話しました。

用意した60本の五平餅は完売（まだ10時前なのに）。

おばちゃんはもうすぐ82歳。つい先日マタギだった旦那さんが亡くなったそう。息子さんと2人暮らしっぽい。後継の若い娘募集中（見た目より中身重視^^;）

家の周りは動物が多い。夜戸を叩くから開けるとカモシカが居たりする。人じゃないから逆に安心するらしい。クマが犬の餌を食べにも来るらしい。

今年の大雨の影響で周辺19箇所も崖崩れが発生。おにぎり70個用意して避難場所の援助に行ったそう。病気で寝込んでた旦那さんが寝てる場合じゃないと車を出してくれたそう。病は気から！？

最後は笑顔でお店を出た。年齢の割に腰はまっすぐだし、会話のレスポンスが速いし、客商売してるせいかとても若い。手のひらもツヤツヤしてて綺麗。毎日米の油に触ってるかららしい。